(仮称)農の風景公園は環境学習の場に~委員会で要望~

高松農の公園構想図(区の資料より)

6月15日の都市農業・みどり環境等特別委員会で(仮称)農の風景公園管理棟等整備工事について説明がありました。

高松一・二・三丁目は東京都の「農の風景育成地区制度(2011年創設)」に基づき、2015年に約35ヘクタールが農の風景育成地区に指定されています。

農の風景育成地区内では、散在する農地を一体の都市計画公園などとして指定することを可能とし、これにより農業の継続が困難となった場合にも、区市町が農地を取得し農業公園として整備することができるとしています。

区では区民が農とふれあう拠点 として高松二丁目に計画されている「(仮称)農の風景公園」の開設に向けて、今回の委員会で管理棟等整備工事の実施概要が示されました。

公園の名称は地域の子どもたちの声を聞いて決めるとのことで、良い提案だと思います。

私からは畑で収穫した野菜の皮などを堆肥にする堆肥化場を設置したり、建物は木造にする計画であることから、木材は森林の間伐材を利用する、雨水タンクを設置するなど環境学習の場にしたらどうか、と提案しました。

以前に当委員会に所属していた時にもソーラーシェアリングの試験的な場にしてはどうか、管理棟に太陽光パネルを設置してはどうか、トイレの水は雨水で、など提案しましたが、難しいと言われていました。
スペースの問題や、低い位置での太陽光パネルは近隣が住宅地なので反射が問題になることなどが理由です。
今回もこの公園はあくまで農業が目的なので、それ以外のことは考えにない、と言われましたが、ぜひ検討して欲しいです。

畑が農業だけでなく練馬のみどりでもあり、堆肥のリサイクル、雨水(あまみず)、太陽光のエネルギーなど、この農業公園で自然の循環を体験できる場になったら素晴らしいのに、と思います。

農地の多い練馬ならではのアピールにもなるのに勿体ない・・・