憲法改悪は最悪!!
東京大学大学院総合文化研究所教授の高橋哲哉さんの講演を聴きました。
テーマは「沖縄・福島と9条」。
昨年4月に自民党が示した憲法改正草案と現行の憲法を比較しながら、憲法から見た沖縄や福島の人たちの人権について考える内容です。
草案の捉え方としては、
1.主権は国民ではなく天皇。
2.国民の「権利」から「義務」へ。
3.戦争放棄から戦争のできる国に。
4.「個人」ではなく「人」。
日本国民は天皇を元首として戴いた国家のもとで自らが国と郷土を守る。そして国旗と国歌を尊重する義務を強いられ、国家の秩序を害する行動は認められない。
国防の義務から徴兵制度も検討し、戦争できる国になることは、戦後最大の危機だと高橋さんは話します。
「日本を取り戻す」と力強く訴え、実現した安倍政権は、日本を戦前にまで戻そうとしているのです。
憲法9条を守り続け、これまで67年間戦争をしない日本を築いてきた城壁がグズグズと崩れていくようです。
おととしの3月11日後、福島の住民が置かれた状況において、チェルノブイリ法では1ミリシーベルト以上だと避難する権利、5ミリシーベルトでは避難義務があるのに対して、福島では20ミリシーベルト以上で避難指示が出ます。また、50ミリシーベルトを超えると5年間は帰れません。
これは生存権、基本的人権の侵害であり、福島が憲法番外地にされているのです。
沖縄の基地も県外移設を考えるべきであり、福島と同様に番外地にされています。
今、国民が強い意志で国民主権の下に命令を下さなければならない、という話に一人の国民として、母として、政治に関わる人間として憲法改悪には更に危機感をもって反対の声を上げていかなければ、と思いました。
「練馬ネット9条の会」は毎月9日に練馬駅前で12時から13時まで憲法9条を守るアピールをしています。始めてからもう5年以上経ちますが、1回も中止することなく頑張ってきました。
この活動をもっと広げていきたいので、ぜひ皆さんも一緒に参加してください!!