話そう、考えよう 私たちのまちづくり

昨年の9月と10月に練馬・生活者ネットワークは認定NPOまちぽっととの共催で地域福祉資源調査をおこないました。

この調査の目的は高齢者、低所得者、ひとり親世帯、子育て世帯、障がい者などの住まい・暮らしを、地域の生活圏を基盤に支えるために必要な福祉サービス、地域資源の実態などを調査研究し、政策課題としてまとめることです。

 今回は南が丘中学校区域(南田中1~5町目、富士見台1~2丁目)を選び、地域の方たちと一緒に福祉施設や空き家、公共施設などの地域資源の実地調査をおこない、その結果がまとまったので今月3日、ワークショップ「話そう、考えよう、私たちのまちづくり」を開きました。

 地域を更に3つの小学校区域に分け、地図に落とした調査結果を見ながら各テーブルで現状把握と課題について話し合いました。
 私の担当は石神井東小学校区域で富士見台駅と練馬高野台駅の間の最も線路寄りの地域でしたが、ここは商店街と住宅の密集した地域です。
高齢化率は高いところで37.1%と練馬区全体の高齢化率20%をはるかに上回ったところもあります。

 商店街は駅前にスーパーができて空き店舗が増え、空き家や空きアパートも多く見られます。
また、道路が狭いので歩行者には危険で、高齢者の買い物介助が必要との意見がありました。

集会所は小学校の地域開放教室と都営住宅の3か所がありますが、地域に開かれたものではないので、気軽に集まれる場所がありません。

防災の面でも住宅が密集している地域では防火水槽の設置も必要です。

 調査の結果をまとめることで地域性や様々な課題が見えてきました。

まちづくりは地域で暮らす人たちが話し合ってすすめていくべきものですが、その手段として今回のような調査やワークショップはとても有効なものであり、他の地域でも企画して大勢の参加を呼びかけたいと思います。