認可保育所の待機児童対策を早急に

第1回定例会での予算特別委員会が終了しました。

今回から期間中に補正予算の質疑、審査の日程も追加され、補正予算の一般会計については生活者ネット・市民の声・ふくしフォーラムは反対し、私は反対討論をしました。

 特に今深刻な事態になっている保育所の待機児童においては、4月からの入園先がまだ決まっていないこどもが約1200人もいます。

練馬区は待機児童の多さは23区でワースト2と言われていて毎年この時期に1300人前後の待機児童が発生しています。しかもその多くが認可保育所を希望していて、同様な状況の杉並区、足立、大田、渋谷区では待機児童の保護者が区に異議申し立てを行い、杉並区長は緊急対応を表明しています。

 保育料は認可保育所月額18000円、認証保育所月額平均51000円、最高81000円とその差は33000~63000にもなります。
非正規雇用や不安定雇用による格差が広がる中、この差は家計を大きく揺るがします。

 

 今回の補正予算の保育委託費のうち一般財源を約2億1500万円減額しています。
区の長期計画後期実施計画では2700人の待機児童解消、受入れ枠を計画の前倒しで行っていると言いますが、2億以上の予算を余らせることは十分に計画を執行しているのか疑問であり、入園先が決まらないこどもや保護者の不安を受けとめ危機感を持っているように感じられません。この5年間の最終補正での減額は合計7億6000万円を超えています。待機児解消という緊急の課題に練馬区も真剣に取組むべきです。

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