男女共同参画情報誌「MOVE」の中学生向け特別号が発行されました

4月1日発行のMOVEの表紙

今月1日、人権・練馬区男女共同参画課作成の情報誌「MOVE」の中学生向け特別号「男らしく?女らしく?自分らしく!」が発行されました。
内容は「男だから、女だから」の不平等や、「自分らしさを大切に」「性のあり方」「デートDV」「困ったときの相談」について特集したものです。
「MOVE」の中学生向け特別号

3月の予算特別委員会でこの特別号の発行を予定していることについて、どのように活用していくのか、配布して終わりではなく共有する場をつくるべき、と質問しました。

これに対する区の答弁は

「MOVEは昨年中学校4校の生徒の皆さんにご協力いただいて男女平等、家事、職業選択、LGBTなどについてアンケートをおこなっている。その結果をまとめたもの。併せてデートDVとか困りごとの相談先などを掲載する予定。
まずは中学生の気づきの醸成に資することを目的に配布することを考えている。また学校から依頼があれば男女共同参画に関する講座を実施することは可能であると考えている。」

今回は中学生向けですが、更に低年齢層の児童が性被害にあう事例も多くなっていることから小学生に向けた性教育も人権問題として必要だと考えます。学校でも性教育が進んでいない現状で、人権・男女共同参画課が協力する形で一緒にやっていくことが必要だと考えます。
これについては

「第5次男女共同参画計画で取り組む性に関する出前講座については学校教育との役割分担の上で検討を進めている。
今年度、当課では22区の事業内容の調査をおこなうとともに大学や都立学校での講座の視察、主催者の課題等を伺ってきたところ。えーるでは子どもや保護者を対象とした講座を実施する予定。」

私たちはこれまでも助産師会やNPO団体と連携して性の多様性やジェンダー平等なども含め人権尊重を基軸に据えた包括的性教育をおこなうよう区に要望してきました。

今回の特別号、せっかく中学生参加で作成したのですから、学校や家庭で活用・共有し、一緒に話せるきっかけになればいいな、と思います。