今こそ誰も見捨てない社会を

2021年、「明けましておめでとうございます」とは言い難い状況の中で新年を迎えました。

昨年は新型コロナ感染症の情報に追われる中、国の場当たり的な対策に子どもも大人も振り回され、いつもの当たり前の生活ではない毎日が「日常」になりました。

いつ終息するか先が見えず、本格的な冬を迎えてさらにウイルスが活発になるとも言われています。

昨年は職とともに住まいも失い、路上生活も限界となりSOSを求める人が急増し、女性のひとり親家庭の生活困窮もあらあめて浮き彫りになりました。

また差別や誹謗中傷など、人間の醜い部分がこれまで以上に見えていることはとても残念で、あってはならないことです。
それは何も良い方向には向かわず、むしろ自分たちの生活に何もプラスになりません。
誰もがひとり一人の命の重みを受け止め人権を尊重し、お互いに助け合い、励まし合う気持ちを持つことこそ今、私たちがすべきことではないでしょうか。

昨年に引き続き、必要な人に必要な公的支援が確実に届くようはたらきかけるとともに、地域で支えあい助け合える関係を築けるようなしくみをつくり、声を上げられない人、諦めている人をひとりとして見捨てない社会をめざし全力で取り組みます。