あらためて「生活者宣言!」

2018年の幕開けです。

生活者ネットワークは1977年に練馬で「グループ生活者」として立ち上がりました。
地域で生活している一人ひとりが抱える身近な問題について、調査し政策に結び付け、政治的解決につなげるために、市民の「代理人」として議員を自分たちから議会に送り出そうと「代理人運動」が始まりました。
食べ物について「素性がわかるもの、情報開示」にこだわってきた私たちにとって、代理人(議員)は直接議会の中身を見ることで、「議会内を吟味し、情報を公開する」という重要な役割をもっています。

現在、生活者ネットワークは都内35の自治体で合わせて52人の都議会・区議会議員が活動しています。
そして練馬・生活者ネットワークは昨年で40周年を迎えました。

今では当たり前のように「生活者」という言葉が使われ、「生活者の視点で」というフレーズも様々な政治の場面で言われるようになり、私たちが40年前から言い続けてきたことが、ようやく政治の場でも意味のある言葉として認められるようになったのだと感慨深いものがあります。

今年は憲法改定に向けて安倍政権が大きく動き出すのではないか、これまで集団的自衛権行使容認、安保法成立を強行し、いよいよ本丸に手をつけるのでは、という気配を見せています。

本来、憲法をどうするかは私たち国民に決める権利があるにもかかわらず、その国民の議論が全くされていない中で勝手にすすめられていくことに、私たちはもっと怒りの声をあげていかなければなりません。
平和を守る最後の砦が壊されようとしているのです。

そして平和と言っても沖縄には「戦後の平和」がないまま未だに県民の生活が脅かされているのに政府は味方になってくれない。これが同じ日本の中で起きていることです。

今年も引き続き憲法9条を守るアピールを続け、武力では国民の平和も世界の平和を守れないことを強く訴えていきます。

区政においては今年4月に区長選挙、区議会議員補欠選挙がおこなわれる予定です。
区長が掲げた区政改革も道半ば、と言っています。
「みどりの風吹くまちビジョン」「アクションプラン」「区政改革計画」に続き10年後、30年後の将来を描いたとする「都市のグランドデザイン構想」の素案が示されました。

しかし、ほぼ出来上がった計画を次々示されても、区民は計画の段階から参画していないため「自分たちが作った」感がなく、むしろ置き去りにされた感じで意見募集してもなかなか関心が向きません。
「わがまち練馬」も区長が描く「自分の練馬」であり、安倍首相が「我が国」というのが「自分の国」と思っているのと同じです。

娘のわんこたち

今年6月には区議会も18期最後の1年に入ります。
戌(犬)のように鼻を利かせ、区政をチェックし、「生活者」から見える課題に取り組んでいきます。