決算特別委員会が終了しました。
2011年度練馬区一般会計決算、国民健康保険事業会計決算、介護保険会計決算、後期高齢者医療会計決算に反対の意見表明をしました。
練馬区の財政は税収が見込まれずさらに厳しい状況になっています。一方生活保護世帯は年々増加し、生活に困窮している区民への対応が急がれます。
また、昨年の福島第一原発事故により練馬区でも様々な対応に迫られましたが、「国の動向に従う」と危機感がなく、区民の安全を優先するものではありませんでした。
さらに日大光が丘病院の撤退を公表していなかったために、急遽後継者の選定や引継ぎが必要になったことや区立施設の検査済み証未取得と仮設建築物を10年以上も使用している問題など、区民の信頼を裏切るできごとばかり続きました。
建築物の安全確認のために調査委員会が立ち上がり、その経費はコンプライアンスをきちんと実践していれば不要なものでした。これらの問題について区長は説明責任を果たさず、区民は納得していません。
このような状況でも、ハコモノや道路作りの計画は住民合意が得られないまま着々とすすめられました。「区民広場に」と言い続けた練馬駅北口の区有地は8階建てのビル建設が始まり、すっかり様変わりしてしまいました。関越高架下に計画している高齢者センター、リサイクルセンターや外環道、外環の2は見直すべきです。
区民と向き合い、区民参加のための情報公開をするよう求めました。
10日間にわたる決算特別委員会において区長自らが答弁したのはわずか1回、ということも非常に残念な思いです。