子どもたちの今、そして未来のために~放射能測定をしました~
28日、区内で子どもたちを放射能から守る様々な活動をしている方たちの要望で、区内の某所の土を採取して放射能測定できることになり、私も同行(見学)させてもらいました。
土の採取、測定を引き受けて下さったのは東京大学環境分析科学研究室の小豆川(しょうずがわ)先生で、以前に先生の学習会にも参加したことがあります。
土の採取は何と30ヶ所。
写真のような円筒のプラスチックケースを土に差し込み1ヶ所ずつ採っていくのですが、氷が張っていたり、かなり深く足を取られるような大変な作業でした。
地道な作業ですが、先生は「後世のためにデータを残すことが大事」と測定を続けているそうです。
3.11以来、練馬区内でもお子さんのいる保護者の方たちから区内の放射線量はどのくらいなのか、学校給食は大丈夫なのか、国が安全性を示す基準値は信用できるものなのか、様々な不安の声が届きました。
今ではその声も少なくなってしまい、逆にそのような話をできないような雰囲気になっていますが、測定を続けている方たちもいます。
生活者ネットワークも3.11後すぐに空間線量の測定器を購入し、今でも定期的に測定を続けています。
比較できるデータがあることで、判断基準にもなると思います。
今回の作業に同行できたことは、今年最後の貴重な体験でした。