高学年の子どもたちが遊んでいると小さい子どもたちが危なくて一緒に遊べない、また住宅が建設された、などの理由で今まで遊べた場所もなくなってしまった所もあります。
石神井町8丁目にある「みんなの広場公園」をご存知でしょうか?
ここは昨年4月に開園した公園で、白と黄色のかわいいサッカーゴールがあります。
元は向かいにある幼稚園の園庭でしたが、数年前に練馬区の土地となりました。しかし、地域の住民が長い間親しんできたこの場所を自分たちで管理し、今までのように子どもも大人ものびのびと遊ぶことができ、サッカーのできる公園にしたいという願いから「練馬区まちづくり条例」に基づき、「施設管理型地区まちづくり計画」として練馬区から使用許可を受けました。
地域住民はNPO「公園づくりと公園育ての会」を立ち上げ、みんなが安心して気持ちよく利用できるよう見回り、見守りや安全点検、清掃などのルールを作り自主管理しています。
見通しがよく明るい環境のこの公園には「みんなのトイレ」も設置されていますが、車椅子の方も利用でき、きれいに清掃が行き届いているトイレでした。
この日は北風の強い、寒い日でしたが、子どもたちが元気にサッカーの練習をしていたり、お父さんと小さなお子さんがボール遊びをしていました。
安全重視のために子どもたちが思いきり体を動かせる場所や機会をなくしてしまうのではなく、色々な年齢の子どもたちが一緒に遊ぶことにより社会性が育っていくのではないかと感じました。