ベビーカーを押しながらの若いお母さん、ご夫婦で、仲間同士で、など44人の方が参加してくださいました。
サービスセンターで東京都の職員からの説明のあと、実際に防災施設の見学。
光が丘公園は災害時の広域避難拠点に指定されていて、27万人の避難が想定されています。
私の住んでいる西大泉も含まれています(ここまで行くのはちょっと大変!)。
陸上競技場、野球場は自衛隊のヘリポートに、芝生広場は仮設避難所になります。
給水施設
地下の貯水槽は20万トン(約4週間分)の容量があります。水道管とつながっていて常に循環していて、飲み水にも使えるよう新鮮な水が貯蔵されています。最低でも1/3(66000トン)が必ず確保されています。また、ポンプで汲み上げていますが、停電時にも使えるよう自家発電も設置しています。
かまどベンチ
バーベキュー広場と芝生広場にあり、普段はイスとして利用しています。
結構大きなかまどで、ここで炊き出しもできますが、まずはけが人や乳児などのためのお湯が優先だそうです。
災害時のみの利用となっていますが、一つのテーブルに4台あり、申し込めば体験のために実際に使ってみることもできます。
簡易トイレ
災害時、公園のトイレは水洗なので水不足から利用禁止になります。
従って、マンホールトイレは公園内42基が設置されています。普段は鉄の蓋がされていて、特に邪魔になるものではありません。この下は大きな一つのタンクになっていて、水分のみ一定量を超えたら下水管に流れるようになっています。
一つのトイレに小型テントを設置します。
防災施設利用のための工具・テントなどはすべてサービスセンターに置いてあり、誰でも簡単に利用できるようになっています。
このトイレ用のテントも慣れた人なら5分で組み立てられるそうです。しかし障がい者用以外はすべて和式ですから足の痛い方にはちょっときついかもしれません。
また、阪神・淡路大震災の時には、トイレに2時間並んだ、と聞きますから、42基のトイレを27万人が利用すると考えるとテントで囲われているにしても前にずらっと並ばれていたらゆっくりトイレも入っていられない、とゾッとします。
避難生活ですべての人が満足いく生活は望めませんし、この施設が実際の発災時に機能しないこともあるかもしれませんが、普段から利用可能な方法を知っておくことはとても大事だと実感しました。いつ災害が起こるかわかりませんから、サービスセンターの方がいつもいるとは限りません。その時は避難者自らがこういった施設を動かしていくことになりますので、できるだけ多くの人に知って欲しいです。
とにかくまずは自助。3日分の生活用品は自宅に供えておきましょう!