戦争する国 ぜったい反対!!
9月19日、安全保障関連法案は十分な議論がされないまま参議院で強行採決され、成立してしまいました。
戦後70年間平和を守り続けてきた日本が再び「戦争できる国」となってしまった、歴史に汚点を残す最悪の日です。
しかし、これまで憲法学者や大学教授なども立ち上がり違憲を訴え、学生たちのグループSEALDs(シールズ)や「ママたちの会」など様々な立場の人たちや多くの国民が毎日国会前に集まり、国会だけでなく全国各地で戦争反対の声をあげたことは本当に心強い思いでした。
安保法制、原発再稼働、辺野古基地建設、と国民の命と人権を全く無視し、多くの反対の声を受け止めることなくやりたい放題に暴走していく現政権を認めるわけにはいきません。
練馬区は非核都市練馬区宣言をしています。
今定例会において、生活者ネットワークの一般質問で橋本けいこが
「非核都市宣言をして非核三原則を謳っている区として核兵器の輸送もできることを国に抗議し、廃案を求めるべき」
と質問しました。
答弁は
「平和主義を堅持しながら我が国、そして国際社会の平和と安全をどうやって守るか、そのためにどのような安全保障のしくみが必要かについては世界情勢と国際関係についての十分な情報と周到な社会分析に基づいた高度な政治判断が必要。現在国民の代表である国会と国政の場において非核三原則との関係も含め国会の場において論議がされているものと思う。区としては審議の動向を注視していく。」
と相変わらず国任せで、非核都市宣言が全く無意味なものに感じられます。
国の動向を注視しているだけでは区民の命を守ることはできません。
区議会でも超党派での街宣が6月から何度もおこなわれ、安保法案成立後も続けられています。
今回の全国から上がった廃案の声は決して諦めることなく、新たな始まりとして続いています。
武力行使による平和維持はあり得ないことを一緒に考えてほしいです。
非核都市練馬区宣言
世界の恒久平和は、人類共通の願いである。しかし、近年、核軍拡競争は、激化し、世界平和に深刻な脅威をもたらしている。
われわれは、世界最初の被爆国民として、平和憲法の精神に沿って、核兵器の全面禁止と軍縮の推進について積極的な役割を果たすべきである。
わが練馬区および練馬区民は、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念を生かし、また、日本の国是である非核三原則(造らず、持たず、持ち込ませず)が完全に実施されることを願い、わが練馬区の区域内に、いかなる国のいかなる核兵器も、製造、配備、貯蔵することはもとより、飛来、通過することをも拒否する。
練馬区および練馬区民は、さらに他の自治体とも協力し、核兵器の廃絶と軍縮にむけて努力することを宣言する。
昭和58年10月3日