いらんじゃろう!上関原発
16日、毎年恒例のトーク&パレード「いらんじゃろう!上関原発~人も自然も生きものも~」に参加しました。
中国電力が山口県上関町に原発建設計画を発表して37年になります。
上関町から4キロ先にある祝島の人たちは、万一事故が起きた時に逃げ場所がないことや、漁業への影響を心配し、計画に反対し続けています。
「上関原発計画の現況」について原子力資料室の伴英幸さんから報告があった後、ゲストの堀田圭介さんから「祝島に移住しました」、「日本と原発」「日本と再生」などの映画監督、河合弘之さんから「脱原発・自然エネルギーで日本を変える」のトークがありました。
伴英幸さん
誰のための上関原発?埋立地に原発を建設するのはこれまでに例がないこと、国内で唯一残っている新規原発であるが、上関原発2基がなくても電力は余っている、ということから安全性と必要性を考えると計画は中止するべき。
堀田圭介さん
札幌市で「岩田珈琲店」を開いていましたが、3.11の原発事故をきっかけに祝島に魅せられ、2012年に札幌市から島に移住。カフェと珈琲豆の販売をしています。
島のきれいな風景の写真を紹介しながら島に移住した経過や島での活動を話してくださいました。
現在ボーリング調査に加えて道路建設のための岩の取り除きがすすめられているが、本来ならば県が取り消すべき。
河合弘之さん
福島第一原発事故後の対策も行き詰っている。廃炉の見通しも立たない。
汚染水のトリチウムを除くために30~40兆かかる。「じゃあ薄めて海に流していい」とみんなが言うのを国は待っているが、毒の水を薄めて海に流してはいけない。
私たちが物分りが良い態度を取るのではなく、「自分たちで責任を取れ」と言うことが必要。
福島の事故による健康被害を忘れさせるために検査しないようにしているが手遅れになる。
今危険なのは東海第2原発で、万が一事故が起きれば関東全域に被害が及ぶ。
上関は島の人たちが団結して戦ってきた成果がこれまで工事をストップさせてきた。絶対団結を崩してはならない。
それとともに自然エネルギーをもっと普及させていくことが必要。
メガソーラーや風力発電は問題もあるが、地元の人の話をよく聞き、地元の人たちの参加で地元への利益も考える取組が必要。
トークの後は会場の明治大学から水道橋駅までのパレードにも参加しました。
明らかに必要ないとわかっている原発を絶対「作らせない!」ためにも、多くの人に現状を知ってもらい、一緒に声をあげていきます。
いらんじゃろう、上関原発 そうじゃ、そうじゃ、いらん、いらん
原発よりも命が大事
原発よりも自然が大事
原発よりも暮らしが大事
きれいな海を守りたい
いのちの海を守りたい
豊かな自然を守りたい
美味しいおさかな食べたいな
美味しいひじきも食べたいな
美味しいビワも食べたいな
おひさま発電すすめよう
風力発電すすめよう
自然エネルギーすすめよう
電気を選ぼう
原発なくそう
原発なくても電気は足りてる
原発なくても大丈夫