今年の終わりにひとこと

今年の漢字は「災」でした。

台風、地震、豪雨と自然の恐ろしさを目の当たりにしました。
被害にあわれた方、あらためてお見舞い申し上げます。
地球温暖化による影響も、一人ひとりが意識して生活スタイルを変えていかなければならない、危機的状況になっているのではないかと思います。

今年1年間、私は「大事なことは市民が決める」を基本に住民自治の実現をめざして活動してきました。
その中で特に納得がいかないことは、地域住民の合意がない道路計画が区内で何か所も進められようとしていますが、説明会で反対の意見が出ても、結局担当者から「ご理解いただく」という言葉が出てくることです。

それは「何を言っても計画は進めるから」と言っているのと同じです。
区長はよく「全体の利益」と言いますが、地域住民からは「説明会の段階ですでに詳しい計画ができている。本当に道路が必要なのかというところから話し合うべき。」という声が届いています。
全体の利益のために説得する説明会のあり方は見直すべきです。
しかも区長は笑顔で迎えてくれる地域だけに出向き、地域住民の反対運動が活発なところには区長自ら出向いて話し合ったことがありません。

自分たちでつくったまちだからこそ「住んで良かった」と実感できるのです。
来年も粘り強く住民自治によるまちづくりに取り組んでいきます。