学校給食の牛乳が「びん」から「紙パック」へ

昨日の文教・児童青少年委員会で東京都の学校給食の牛乳がびんから紙パックになる報告がありました。
牛乳の事業者からびんの破損に伴う怪我の危険、重いので配送に負担がかかるとのことで来年4月から変更するとの報告があったそうです。
生活者ネットワークはこれまでリユースできることからびんを使うことを提唱してきたので残念な報告です。

東京都の学校給食の牛乳については学乳制度というのがあって、加入していると補助金が出ます。
今回は加入していてびんを使用している自治体全てが紙パックになります。
加入している23区中12区がびん、26市のうち15市がびんで、びんの方が多かったのですが、すべて紙パックになります。
「紙パックもリサイクルできるから」とは言いますが、私たちがこだわりたいのはもうひとつ、低温殺菌牛乳です。
栄養価が高いのと味も違います。
ネットが昨年度おこなった調査によると学乳制度に加入せず、独自に事業者と契約している小平市、国立市、東村山市、日野市、小金井市、武蔵野市のうち小平、国立、東村山、武蔵野(今年度から低温殺菌に変えた)が低温殺菌牛乳です。
練馬区も独自に「びん&低温殺菌牛乳」にできないか聞きましたが、3円くらい価格も高くなることと、制度からはずれることは難しいので考えていないとのことです。
ちなみに今飲んでいる牛乳も変更する牛乳も130度2秒の超高温殺菌です。

びんは重くて割れやすい、ということは確かですし、値段が上がることも検討しなければなりません。
また、牛乳アレルギーのお子さんのことや、他県ではごはん給食に牛乳は必要ないので廃止した、など牛乳ひとつとっても課題はたくさんあります。
ぜひ皆さんのご意見をお聞かせください。