振り返り、そして来年へ

今年も多くの人と出会い、つながり、新しい発見や活動の広がりもありました。
それと同時に現政権に対する怒りや危機感はますます大きくなりました。

辺野古座り込みのテントで購入したTシャツ。

辺野古座り込みのテントで購入したTシャツ。

4月に辺野古を訪問し、地元の住民の生の声を聞いたことは、沖縄だけで解決する問題ではなく、同じ日本人である本土の人間が無関心でいてはいけない、それをもっと私たちが行動で示していかなければならないと大きな決意につながりました。

住民の声は届かず、訴訟は敗訴、今月27日には埋め立て工事の準備が再開されてしまいましたが、 本来守られるべき自国の政府を相手に戦わなければならないことは本当に無念で情けない話です。

また、安保法廃止や自衛隊の南スーダン派遣の中止、原発再稼働中止を求める集会に参加し、練馬区としても「国が決めるべきこと」と国任せにするのではなく、非核都市宣言をしている自治体の長として国に中止を求めるよう何度も要望しました。
区の考えも変わりませんが、粘り強く言い続けていきます。

人権問題としてはLGBTの当事者たちのお話しを伺い、共有することで差別や偏見のない社会に向けて一歩前進したと思います。

また、ワクチン学習会や水銀問題の学習会を開催、11月には大阪市西成区の「こどもの里」を取材したドキュメンタリ―「さとにきたらええやん」を開催し、120人の方が参加して下さいました。
「子どもの権利」は私の活動の柱でもあります。

区議会においては、6月の定例会で議員の一般質問の内容の取り消しを求める動議に対して議長の判断があまりにも公平性・公正性に欠けるものとして、5会派13人の議員で議長の不信任議案を提出しました。結果は否決されましたが、おかしいことはおかしいとはっきりさせていくことも区民の代表である私たちの役割です。

7月の東京都知事選挙では、野党共闘、市民と一丸となって戦ったことは初めての経験でした。
結果は残念でしたが、この大きな力を信じ、次へつなげていきたいと思います。

まちづくりにおいては住民合意のない道路計画や施設建設の計画がすすめられていますが、自然破壊をしてまでも賑わいのあるまちをつくることが練馬の本来の姿ではありません。
「区民との協働、区民の参加による区政改革」と言いながら、反対する区民は排除し、賛成する区民とだけ向き合う姿勢があからさまです。
まちづくりは地域で暮らす人たちが本当に必要としているのか、計画の段階から区民が関わり対話をしていくことを引き続き求めていきます。

来年も大勢の仲間たちとつないだ手を離さず、平和と人権を守る活動を続け、練馬から発信していきます。