マイナンバー制度に向けて居所確認、知っていますか?
来年1月から始まるマイナンバー制度の通知カードが10月5日以降、住民登録しているすべての人に届きます。
それに先駆けて、通知カードを送付する居所確認のお知らせ「マイナンバーの通知カード送付に係る居所情報の登録について」が区のホームページに掲載されています。(こちらから)
通知カードは住民票の住所に世帯主あてに届きますが、現在住んでいる所と住民票が違う場合には、現住所に変更する届出をするよう呼びかけています。
また、特別な事情がある方、例えば
・東日本大震災の被災者で避難されている方
・DV、ストーカー、児童虐待等の被害者で住民票ではない住所に住んでいる方
・一人暮らしで長期間医療機関や施設等に入院・入所している方
などは申し出をすれば現住所に通知カードを送るとのことです。
このホームページを見ることができない方はどうするのか区に聞いたところ、あらゆる機関を通して本人に知らせるようにする、と言っています。
しかしこのような情報伝達からこぼれてしまう方も大勢いることが予想されます。また、DVなどの被害を受けている方が「自分は被害者ですのでこちらに送ってください。」と郵送や持参で申し出るのは居所が漏れるのでは、などの不安があると思います。
さらには一人暮らしで1年以上入院、入所される方は病院や施設の住所に住民票を変更しなければなりません。1年以上の出張の方も同じです。自宅に戻ってきたときにまた住民票も戻さなければならず、手続が面倒です。
区としても一人暮らしの高齢者について一番の課題だとのことです。
10月からの通知カード配布には今から居所確認をしないと間に合わず、8月24日から9月25日までに登録しなければなりません。
通知カードは簡易書留で送るため、不在の場合は一定期間を過ぎると区に戻って来るので登録してない人について確認できる、と言っていますが様々な理由を抱えた方一人ひとりに対し丁寧に対応できるのか危惧します。
そもそもこうやって一人残らず監視・管理しようとする国の制度であるマイナンバー制度は問題が山積しています。
マイナンバー制度について、ぜひ皆さんのご意見をお寄せください。