憲法は「活かし使うもの」~憲法カフェ報告~
6日(日)に練馬・生活者ネットワーク主催で
「憲法☆カフェ~憲法を知ろう、使いこなそう」を開催しました。
講師は「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」の弁護士、種田和敏さんです。
今月1日に憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使を容認する閣議決定がされました。
これを受けて今こそ憲法が何のためにあるのか、これから私たちがどうしたらいいのかをみんなで考え語ろう、ということが目的です。
種田さんは
『憲法の本質は政治をする人をしばるもの、立法や行政の暴走を止めるものであり、安倍首相が自分のやりたかったことのために憲法を変える(「武器を持って戦ってはいけない」⇒「武器を持って戦える」)ことは解釈の範囲を超えていて、決してやってはいけない憲法違反である。
この憲法を破壊する動きに国民が「NO!」と言わないといけない。
また、12月に施行される特定秘密保護法は、国民の知る権利やプライバシーの権利が脅かされるものであり、なぜ捕まったのか理由がわからないまま暗黒裁判が行われる、これも憲法違反である。12月までに何とか止めないといけない。』
という内容を中心にとてもわかりやすく楽しくお話してくださいました。
また昨年、東京都が防災宿泊訓練を朝霞駐屯地でおこなう都立高校を募集し、田無工業高校の希望者が参加しました。直前まで公表せず、訓練内容も公開しない、ということで結局後でわかったことは自衛隊の体験入隊と変わらない内容だったのです。
このことについて私は問題である、と委員会でも取り上げました。
今年もおこなわれると聞き、都議会生活者ネットワークに調査を依頼しましたが、都の回答としては、今年もおこなうつもりだが、まだ詳細が決まっていない、いつなのか等の質問には答えられない、とのことです。
また直前まで秘密にしておくのでしょうか。
種田さんもこれについては問題視されていて、今後人的基盤として実動部隊となる若者が巻き込まれていくことが危惧され、子どもの権利条約に反する、と話されました。
この話に、参加して下さった方の中にはお子さん連れや、中高生の保護者の方もいらしたので、不安の声が上がっていました。
これについては今後も注視し、情報を届けていきます。
「憲法は護るものではなく、活かし使うもの」
これが今回のキーワードでした。
私たち国民が声を上げ、一部の政治家の暴走を「しばる」ために今こそ憲法を活かしましょう!!