その結果、江戸川清掃工場の飛灰から9740ベクレル/㎏という高い数値の放射性セシウムが検出されました。光が丘工場でも4610ベクレル/㎏という結果が出ています。
8000ベクレル/㎏を超える飛灰については「福島県内の災害廃棄物の処理の方針」に従って東京都の管理する最終処分場に埋立てて一時保管します。
更に7月21日、2回目の測定結果が報告されましたが、江戸川清掃工場では11470ベクレル/㎏と数値が高くなっています。光が丘工場は3130ベクレル/㎏と減少しました。
江戸川工場の飛灰は混練りの状態で13日から最終処分場に運ばれ一時保管されています。
昨年7月には光が丘清掃工場の排ガスから水銀検出、今年5月の世田谷工場からダイオキシン、今月には千歳工場から自己規制値を超える水銀が検出され、現在世田谷、千歳は焼却炉を停止しています。
光が丘工場では一般の家庭ごみと特定の事業系ごみだけ扱っていて、昨年の水銀も今回の放射性セシウムも家庭ごみによるものではないかとの東京二十三区清掃一部事務組合の見解でした。
立て続けに起こる清掃工場のトラブル。場合によっては近隣住民の生活に大きな影響を与える問題であり、住宅地にある清掃工場の安全性が問われています。
谷原にある練馬清掃工場は現在建替えのために解体中ですが、ごみそのものの量は減少している中で、本当に区内に2ヶ所も清掃工場が必要なのか見直していくべきだと私は考えます。