それでも信じる?原発の安全神話。

これが2011年まで小中学校で使われていた文部科学省と経済産業省自然エネルギー庁発行の副読本です。
名前は 小学校は「わくわく原子力ランド」、中学校は「原子力ワールド」
いかに国が原発を夢のエネルギーとして子どもたちに希望を持たせる教育を進めようとしていたか、あらためて憤りを感じます。

「スリーマイル、チェルノブイリ、JCOの事故の教訓から学ぶ」、として学習のねらい、指導上のポイントには日本の原発が安全であること、「もし事故が起きたら国、自治体、事業者が連携し周辺住民を守る」、と書かれています。

改訂版が出たのが奇しくも2011年3月・・・

福島の事故から5年後に再び次々再稼動を始めるとは、こんなに身近な事故を目の当たりにしても何も学んでいないのは大人たちです。

子どもたちにウソを教えてはいけません。国は守ってくれません。
3.11後、この副読本は使われていませんが、事実を知り、原発事故のリスクを伝え、子どもたちが判断できる学習指導をするべきです。

そして政治を変えることもできるということを学んで欲しいです。