国政をあきらめない。そして今度こそ都政を変えるチャンスです。
参議院選挙は投票率54.7%という低さの中で、改憲発議ができる2/3議席を自民・公明が獲得となりました。
練馬区の投票率は58.3%と前回よりわずか3.75%の増加に留まりました。
生活者ネットワークは「市民の議席を取り戻す」ために投票の呼びかけをしましたが、今回の選挙の結果が私たちの生命に関わる重大な問題に直結するという危機感が十分に伝わらなかったのは非常に残念です。
「戦後70年日本は平和を守ってきた」と言われますが、沖縄には未だに「戦後の平和」が訪れていません。しかも基地問題で日々戦っている人たちにとって、戦う相手が自分の国の政府だという本当に悲しい現状を本土の人間も考えなければなりません。
そして先日も米兵によって女性が殺害されてしまいました。
福島では原発事故により、一瞬のうちに県民の日常生活が失われました。
経済最優先のエネルギー政策が原発の安全神話を生み、地元の人たちは信じざるを得なかったのです。
もう二度と戻ることのできない元の生活を誰がどう責任をとるのでしょうか。
「福島はコントロールされている」と言ったのは安倍首相です。
なかったことにする、もう安全だと言い切り、自分に都合良くコントロールしているのです。
福島県や沖縄県で野党共闘の議員が当選したのは、今の政権が信じられない、と危機的状況に直面しているからです。
そして憲法改定。戦争を体験していない人の方が多くなってしまいましたが、その悲惨さ、どれだけ多くの命が失われたかは記録を見て聞いて知っています。誰もが二度と同じことを繰り返してはいけないと思っているはずです。
だからこそ今なら止められるのです。それができるのは私たち市民です。
選挙は大事なことを決める場に私たち市民の代表を選び送ることです。
14日からは東京都知事選挙が始まりますが、都の政策はそのほとんどが市区町村の政策に直結していますから、区民としても今度こそ私たちを裏切らない知事を選べるチャンスです。
それは必要のない道路計画や、先を見据えずオリンピックを理由としたハコモノ事業を見直すチャンスでもあります。
このチャンスを逃さないためにも再度「7月31日は投票に行こう!」と呼びかけます。