区役所自販機からペットボトル飲料の廃止を

ポイ捨てされたペットボトルがマイクロプラスチックとなって海ごみになるのです。

清掃事務所および清掃事業所の自動販売機の設置事業者の公募について、区のホームページに掲載されています。

練馬区の清掃事務所は練馬(桜台分室あり)、石神井、谷原の3か所があります。
この3か所の事務所に来年度設置する自動販売機の業者募集が2月から始まります。

区の募集要綱をみたところ、分室を入れて4か所全てにおける設置条件の販売品に「販売品目の容器はプラスチックごみの削減を推進するため、飲料水を除き、原則として、缶・びんとする。」と書かれています。

また、自動販売機の機器等については「 自動販売機は、練馬区環境方針の趣旨を踏まえ、ヒートポンプ方式や、低 GWP・ノ ンフロン型などの省エネ・環境配慮型とすること。また、照明の自動点灯や減光を行 い、消費電力の削減に努めること。」と書かれています。

区は2019年12月に事務事業におけるプラスチック削減に関する基本的な事項を定めることにより、プラスチックごみの発生を抑制することを目的としてプラスチック削減指針を策定、「自販機設置の募集要領も見直しを進めていて、商品で脱プラスチック、脱ペットボトルを図るほか、省エネ対応の自販機の設置などについても視野に入れて見直しを進めている。」と言っていたので、それを実行していることがわかりました。

しかし区役所においては20階にペットボトル飲料のない自販機を設置しましたが、その1台にとどまりその後1年半近く増やしていません。

プラスチックごみを減らすには、まず発生抑制、災害時の飲料水はともかくとして(缶の飲料水に取り組むことも要望していますが)、それ以外のペットボトル飲料を販売しないことです。
せっかく事業者募集要項に入れたのですから、足元の庁舎の自販機も目立たない1か所だけで「やっている」ことにするのではなく、本気度を示すべきです。