光が丘公園の防災&バードウオッチング報告

やない克子とサービスセンター前で

区議会定例会の終了後に、同じ生活者ネットワーク区議会議員やない克子とともに毎回開催している対話的区政報告会の特別企画として、26日に都立光が丘公園の防災設備とバードサンクチュアリの見学会を開催しました。

大人11人、子どもは2歳から中学生まで11人が参加。公園のサービスセンター職員の方の案内で約1時間防災設備を見学した後、バードウオッチングをしました。
光が丘公園は、災害時の広域避難拠点となりますが、特にここは自衛隊、消防、警察による広域支援のベースキャンプや、救助部隊のヘリポートなどが整備されているとのことです。そのために園内の道路は特別頑丈に整備されていることを以前に聞いています。

●防災トイレ

普段はマンホールに上に四角い鉄のふたがしてあります。災害時にはふたを外してテントを設置します。
テントは軽くて設営も難しくはありませんが、最低2人で協力した方が早くできます。
昼間でしたが、外からは全く中の影はうつらないことを確認しました。
使用量は1基あたり100人が1日2ℓを3週間貯められるよう設計されているそうで、園内には52基あります。
貯まったものはバキュームで処分します。

 

 

 

 

 

 

 


●災害用掲示板

サービスセンター入口左に災害用掲示板があります。普段は園内の案内板になっていて、鍵をはずして開くと掲示板になります。

 

 

 

●災害救援自動販売機

災害時には飲料を無償提供することができます。
(必要と判断した時にセンター職員が鍵を開けます。)

●防災給水施設

公園の地下に配水池があり、約22万トンの水道水が常時溜まっていて、平常時に給水や散水、トイレなどに使っている以外に3分の1は災害時用に確保されています。
この日は見学しませんでしたが、災害時には蛇口が設置され、各自がタンクに給水できるようになっています。

●かまどベンチ

2つのかまどがベンチの台になっていて、座る部分の板を外して炊き出しに使います。薪も保管してあります。
防災訓練として貸し出しもしています。

       

 

 

 

 

 

サービスセンターの時間外に災害が発生した場合には、これらの設備は、公園の近隣に在住のセンター職員が設営することになっているそうです。
とはいえ、できる限り多くの人に協力してもらうためにも、設備の設営方法を知っておいて欲しいとのことでした。
今回の見学でも参加者から様々な質問が出て、職員の方が丁寧に説明して下さいました。
サービスセンターに申し込めば設備の見学ができます。⇒光が丘公園施設について

●バードサンクチュアリ

まず、入口にある池のオタマジャクシの大群に驚きの声。
色々な鳥たちを見ることはできませんでしたが、木に止まり微動だにしない白鷺の群れは見ものでした。

最後は参加して下さった方たちと質問や今後企画して欲しいことなど意見交換。
今回も「バードサンクチュアリに行ってみたい!」「かまどベンチ見たい!」という声から企画した内容なので、今後も色々な要望に応えていきたいと思います。
また、2年前にここの池のかいぼりがおこなわれた時に、池底の土の放射能測定をしたことについても話し、今区内の公園の測定はどうなっているか、などの質問もありました。
現在も練馬区内を12の円で分けて、その中心に近い区立施設の放射線量を測定していますが、それ以外の局所測定はもうおこなっていないことなど説明し、今でも小さいお子さんのいる保護者には関心の高い課題であることがわかりました。