市民の力が政治を変える!

2020年 新たな年を迎えました。

私にとっては今年の6月で議員生活10年を迎える節目の年でもあります。
2011年3月11日に起きた東日本大震災、そして福島第一原発事故。その約40日後が区議会議員選挙という忘れもしない年となりました。

 

議員として最初に直面したのは、原発事故による放射能の影響を心配する、保育園や小学校の保護者の不安の声でした。
地域の放射線量や給食の食材に含まれる放射能などの測定と公表を求める保護者の強い要望について何度も議会で取り上げ、区民が議員を動かし、行政を動かすことを実感しました。

生活者ネットワークは1977年に「グループ生活者」として練馬で立ち上がり、生活の中から見えてくる課題を議会につなげ、解決するために議員を送り続けてきました。
食品安全条例、リサイクル条例、子どもの権利条例の制定に取り組んできましたが、振り返ってみると、どれをとってもネットがいち早く取り上げ、訴えてきたことが今社会的な問題となっています。たとえばゲノム食品、プラスチックごみ、子どもの虐待等々・・・。
また1999年には「子育て・介護は社会のしごと」を掲げ、子育てや介護を一人で抱え込まず、社会で支えていくしくみ作りに取り組み、現在も活動を続けています。

国政も不信感が募るばかりで、平和な社会の存続から遠ざかっていくことに大きな危機感を抱いています。

昨年は二人目の孫が生まれました。この子たちはもちろん、全ての子どもたちの未来のために、平和で自然豊かな環境のもとで、命が大切にされる社会を残すことに全力を注ぎたいと思います。