ひどすぎる区の対応

関越自動車道の高架下1㎞区間に区の施設を建設中です。

倉庫、スポーツ施設、地域交流スペースはすでに完成していますが、高齢者センターとリサイクルセンターは工事中で、2月末に完成予定です。

ところが工期が間に合わないということで、12月に工事請負会社である菊池建設と機械・電気設備業者、区から工事延長のお知らせのチラシが沿道住民のお宅にポスティングされました。

現行では17時までの作業を2月末までは撤収も含めて21時まで延長する、との一方的な内容でした。
住民は納得せず協議の結果、作業時間を19時まで、期間を1月までという約束で延長に協力することになりました。
しかし1月末になって再び2月末までの延長の依頼があり、住民は「約束が違う、断固認められない」と断っています。

あらためて協議が1月31日におこなわれたのですが、区が指定した場所がなんと近くの公園!
区は「場所がとれなかった」と言っていますが、夜の6時半の寒空に60~80代の高齢の方たちを立たせて協議する区の対応に怒りが込み上げます。
場所は取ろうと思えばいくらでもあるはずです。近くには大泉北敬老館やログハウス、新しく高架下にできた管理棟もあります。
寒ければ住民の方たちも早く帰りたくてすぐにOKするだろうと考えたのでしょうか。ひどい話です。

沿道住民は、高架下に施設を建設することで見通しや風通し、南北の縦断をはじめ、工事の騒音や振動で様々な被害を被っています。もともと沿道住民が希望して作られた計画ではなく、合意形成が図られないまま一部の議員と賛成住民の声だけを聞いて区がすすめてきた計画です。
これらの施設は社会整備交付金を申請していて、どうしても年度内に完成しないと困るのでしょう。

こういった住民をないがしろにしたまちづくりが「区民との協働」をかかげる区制改革のもとで、次々とすすめられています。

寒さに凍る公園に高齢の沿道住民を集めて協議。

寒さに凍る公園に高齢の沿道住民を集めて協議。