練馬清掃工場が完成しました。

12月17日、練馬清掃工場の竣工式がおこなわれました。5年かけて完成しました。

解体後の土壌から基準値を超える六価クロム、鉛、ふっ素とその化合物が検出され、約8千万円かけて汚染された土の除去がおこなわれました。
まわりは住宅地や畑があり、近隣住民は不安な思いをしています。

新しい工場は地下4階、地上5階で規模も大きくなっています。
ここは白子川の水脈もあり、地下を掘るときに水がどんどん出てきて苦労したとのこと、「コンクリートでしっかり固めているから大丈夫」と説明していましたが、水脈を分断してしまったことの方が心配です。

区長と議長の挨拶で、どちらも「工場が環境に配慮して周囲や屋上、壁面などに緑をふんだんに使い、みどり30を目指している練馬にふさわしい施設だ」と、この施設を建てたことで緑がとても増えるようなお話でしたが、壁面と屋上でどれだけ緑が増えるのか楽しみです。

施設には見学コースや炉の中を疑似体験できるコーナー、ごみの分別などを学習するゲームがあります。

 

 

屋上の太陽光パネルは230枚、60kwの発電で150世帯分になります。また焼却時に出る蒸気でタービンを回転させて発電もしています。こちらは最大18700kw で45000世帯分。余剰電力は売電しています。

 


でもよく考えると大量に発電しようとすると沢山ごみを燃やさないといけない、つまり可燃ごみが沢山必要ってことですよね。

発電が目的ではないので、あくまでごみを減らすことが大前提です。

 

これから光が丘清掃工場の建て替えが始まりますが、ごみの量は減っていくのに清掃工場の数を見直さずに多額の費用をかけて建て直す必要はない、と何度も見直しを要望しています。この費用は結局私たちが負担することになるのです。