守りたい、八の釜の森。

 

昼間に珍しいセミの羽化

毎年恒例の「水辺の調査」に参加しました。

この調査は子どもたちにきれいな川を残そうと、毎年東京全体で行われていますが、練馬区では石神井川と白子川を中心に5か所で水質や水辺の生き物調査を行いました。

私は白子川のびくに公園と八の釜の湧水の調査に参加しましたが、大人11人、子ども12人で賑やかでした。

生き物環境調査チームのお二人も同行してくださり、水質や生き物について詳しく説明をしてくださいました。

白子川では中学生のお兄ちゃん3人が率先して川に入り水を汲んでくれ、その様子を上から小さい子どもたちが見つめています。

次は八の釜の湧水。子どもたちは早速ザリガニやカエルを捕まえたり、セミの抜け殻を拾ったり、と大はしゃぎです。

水質は見た目には両方とも澄んでいて同じくらいきれいに見えますが、白子川の方が八の釜湧水より流れている分NO3-N(硝酸態窒素)の数値が低く、少しきれいでした。

水質検査中

同行してくださったの先生も川も湧水も少しずつ汚れてきてはいるが、まだきれいな水辺にしか生息しないトンボもいるとのことです。

すぐ横の目白通りで車がバンバン走っているほんのわずかな場所にこのような自然の宝庫があることは練馬にとってかけがえのない大切な財産です。

この森は絶対に残していかなければならないと思います。

                                           

 

子どもたちにとって生き物を見て触り、鳥たちの声を聴き、葉っぱや花のにおいを嗅ぎ、味をみる、まさに五感を十分に使っての何よりの環境学習となりました。