主役は警官??「スポーツ祭東京2013・銃剣道大会」
練馬区が開催地となった国民体育大会(スポーツ祭東京2013)の銃剣道大会が9月29日、30日、10月1日の3日間谷原の総合体育館でおこなわれました。
銃剣道というと「柔道」と「剣道」を想像する方も多いですが、元は「銃剣術」と言って戦前に銃の先に剣をつけて心臓やのどを突き刺し殺害する戦技として訓練していました。
戦後は自衛隊での訓練として銃の形をした木刀で競技がおこなわれますが、決め手はやはり相手の喉と心臓を突くものです。
東京都選出の選手は7人中4人が自衛隊員、3人が高校生です。
会場の周りは物凄い警備でびっくりしました。悪いことをしていなくても一瞬入るのをためらってしまうような物々しい感じです。
そして会場に入るのにまず外で手荷物検査、中でもう一度荷物検査と本人はボディチェックのゲートをくぐります。何でこんなに厳重なチェックが必要なの?入り口で既にとてもイヤな気分になりました。
会場の中も客席は半分ほどで、観客より警官など警備の人数の方が多いくらいでした。後で確認したところ200人位の警備体制だったとのことです。
他の会場となっている自治体を調査したところ、中間報告の段階では10自治体のすべてで荷物検査やボディチェックはおこなわれていず、警官やその他の警備も多くて15人、その他はほとんど認識されていない状況です。
銃剣道大会だけなぜ?そしてなぜ戦技だった銃剣道が国体の競技種目に?
「スポーツ祭」という明るく楽しいイメージとは違い「日本の警備体制はバッチリです」という精神のアピールを見せつけられた感じでした。