海や川のプラスチック汚染について~一般質問から~

2018年6月20日 16時07分 | カテゴリー: 活動報告

第二回定例会で海や川のプラスチックごみについて質問しました。
以下質問です。

不燃ごみとして回収していたプラスチック類は、埋め立て処分場の延命化を目的に、2008年から容器包装プラスチックは分別回収、それ以外のプラスチックは可燃ごみとして回収しています。
わたしたちが提案してきた容器包装プラスチックのリサイクルに区も取り組んできましたが、課題は容器包装プラスチック以外のプラスチックを燃やしていることです。その結果、清掃工場からはダイオキシンや水銀などの有害物質も検出されるようになり、区内に2ヶ所の清掃工場がある練馬区でも問題となりました。

そしてここ数年、世界中で海ごみが問題となっています。
2016年に開催された「世界経済フォーラム年次総会」ダボス会議では、さらにプラスチックのリサイクルをすすめないと2050年には世界中の海に漂うプラスチックごみが魚の量を上回る、と報告されました。
今の海ごみの80%は、生活圏から川を通して海に運ばれたもので、日本の海岸に漂着しているごみの約半分がレジ袋等のポリ袋やペットボトルです。
国や東京都は回収や処理、発生抑制など海ごみの対策に取り組んでいますが、区として現状をどのように認識しているのか伺います。

多くの海洋生物の胃袋からはごみ袋やプラスチック破片が出てきています。特にプラスチックごみが劣化したり、波や海岸で砕かれることにより、直径5ミリ以下のマイクロプラスチックとなり、拡散して魚介類の体内に取り込まれてしまいます。PCBなどの化学物質による影響が心配です。

プラスチックは燃やせば大気汚染、捨てれば海洋汚染、と深刻な状況を生んでいます。
日本では一人当たり年間300枚のレジ袋が使われていると報告されていますが、イギリスやフランスなど、レジ袋禁止を決めた国もあります。また、アメリカやインドの一部の自治体では使い捨てプラスチック製品そのものの使用を禁止しています。
増え続けるプラスチック製品を大量に使ってリサイクルするのではなく、大人も子どもも「レジ袋は使わない、使い捨てのプラスチック用品は買わない」など「生活を変える」ことが大切です。
レジ袋削減に向けて区はどのように取り組んでいるのか、また、レジ袋有料化についてどのように考えているのか伺います。

練馬区は海には面していませんが、石神井川、白子川が流れています。
石神井川は東京都の河川水面清掃の対象となっていて、定期的に清掃されていますが、白子川は対象になっていません。
白子川を守ろうと清掃をしている地域のグループもあります。このような地域住民の協力も得ながら、川から海へのプラスチックごみの流出を防ぐ活動への呼びかけをする、また、ポイ捨てが川を汚し、海ごみになることを考える環境学習にも力を入れる、など積極的に海ごみ対策に取り組むべきですが、区の考えを伺います。

区の答弁は

区は海や川のプラスチックごみが増え、生態系へも悪影響を及ぼしていることは重要な課題であると認識している。
海や川のごみは、レジ袋やペットボトルなど私たちの日常生活から発生するものが多く占めていることから、ごみの発生抑制、資源化、適正処理と、ポイ捨ての防止に取り組むことが重要であると捉えている。

レジ袋削減については、不必要なレジ袋を受け取らない、マイバッグの持参を呼びかけるなど、消費者の意識啓発に取り組んでいます。
現在東京都が有料化等によるレジ袋削減に向けた取り組みを進めるための推進会議の設置を目指し、業界団体や消費者団体、有識者、自治体による意見交換会を行っている。都の議論の動向を踏まえ、他区と連携して取り組んでいる。引き続き、積極的にプラスチックごみの減量とリサイクルを働きかけていく。

ポイ捨てのごみをなくすために、地域の環境美化活動を行う団体に支援を行い、協働でまちの美化に努めてきた。
小学校での環境学習やリサイクルセンターでの環境・リサイクルについての講座やイベント、ホームページや広報による啓発活動を通して発生抑制に努めている。
容器包装プラスチックの回収、ペットボトルの街区路線回収や町会の集団回収により資源化を進め、それ以外のプラスチックは可燃ごみとして分別回収に取り組んでいる。

街中にポイっと捨てたプラスチックごみが風に飛ばされて川から海へ。
海洋汚染は思った以上に進み、深刻な状況を生んでいます。
世界の海はつなっがてます。
一人ひとりが海ごみを意識して生活を変えていきましょう。