地域に広がる 「子ども食堂」

西東京子どもシンポジウム

昨年2日間に渡って開催されたシンポジウム。 分科会では「子どもの居場所」に参加しました。

「子どもの貧困」の支援として「子ども食堂」が全国的に広がっています。

一人でご飯を食べている、あるいは買ってきたパンやおにぎりだけ、など貧困家庭の子どもに温かく栄養のある食事をみんなで楽しく食べる機会を、と支援団体が次々と立ち上がり、練馬区内でも7か所になりました。

拡がる貧困格差の中で、家庭の経済状況により子どもが抱えてしまう困難は大きくなっています。しかし、すべての子どもが「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」を保障されなければなりません。

子ども食堂は「食の支援」であり、子どものSOSを受け止める居場所でもあります。

また、最近ではシングルマザーがお子さんと一緒に食堂に来ておしゃべりすることで地域での孤立を防ぎ、場合によっては相談窓口につないでいるところや食事をした後学習支援の場になっているところもあります。

練馬区では「ひとり親家庭ニーズ調査」を実施して、就労支援や子ども支援の具体策の検討を始めました。

地域でできること、行政のするべきことを連携させて、子どもたちが家庭環境に影響されることなく、将来に希望を持って育っていかれる地域づくりに取り組んでいきます。