やっぱりキケン!高架下の高齢者センター

関越自動車道高架下の1キロにわたって計画されている高齢者センター、リサイクルセンター、スポーツ施設、倉庫の建設は、依然として沿道住民の合意がないまますすめられています。

高架下の占用許可を受けましたが、この地域は第1種中高層専用住宅地域で、リサイクルセンター、スポーツ施設、倉庫の建設に関しては用途の例外許可を受けなければなりません。
そのための手続きとしては住民説明会、施設の敷地境界から50mの範囲の世帯からの同意、公聴会、建築審査会の同意を経て特定行政庁である区長から許可を受けなければなりません。
今回はスポーツ施設と倉庫に関しての説明会が開催され、現在戸別に「同意」「不同意」の確認に回っているところです。

そのような中、12月5日の深夜、高齢者センターの計画予定地の上部にあたる高速道路で車の火災事故が ありました。
大きな音とともに火柱が上がり、遮音壁の一部が燃えて下に落ち、近隣の方は怖くて眠れなかったそうです。

このような事故がいつ起きるかわからない危険な場所に高齢者センターを作るべきではないと沿道住民はこれまで何度も反対し、委員会でも指摘してきました。 

8日の企画総務委員会で火災現場の写真と溶けて落ちた遮音壁を提示したところ、前もって聞いていないから出しては駄目だととがめられました。

 

この件に関して区は高架下そのものに何かあったとは聞いてない、側道を人が歩くことはない、緊急の場合は必要な対応をネクスコと協議していくと言っています。
しかし、以前にも書きましたが、この計画
は緊急時の点検に必要な許可基準を満たしていません。通路の壁を撤去しないといけないのと、そのために10日から2週間もかかるのです。

危機感のなさ、そうまでしてこの場所に施設を作りたいという区の姿勢はまったく理解できません。

最終決定する区長は、このような状況や住民の声を撥ね退けても許可するのでしょうか。 

燃えて落ちた遮音壁