政治は生活の道具です

新しい年の幕開けです。

 昨年は原発の是非を問う都民投票条例制定のための東京都への直接請求を行いました。
一緒に署名集めをした区民のパワーに圧倒されつつ、多くの知恵と感動をもらいました。
そのメンバーとともに、「脱原発」と「市民自治」をテーマに次のステップへと活動を始めています。目標に向かってつながっていくことの大切さ、心強さを感じています。

 東日本大震災から2年が経とうとしていますが、福島第一原発では汚染水が漏れ出すなどの予断を許さない状況が続いています。そして福島では未だに自宅に戻れる見通しの立たない方たちや、放射線量の高いところで普通に生活を送っている子どもたちがいる現状は何ら解決していません。
政権が交代し、原発再稼働への動きが見える中で、この現状を置き去りにしてはならず、今年も引き続き脱原発に向けて活動していきます。

今年度、私は文教児童青少年委員会に所属し、新たな分野で活動を広げています。
子どもに関する様々な問題に直面して、区が0歳から18歳までの子どもへの切れ目のない支援を目的に行った組織改編も課題が見えてきました。

子どもの最善の利益を図るとしながらも、経費削減を理由に子どもの福祉的な支援を必要とする児童館や学童クラブの運営を、民間に任せてしまう指定管理者制度の導入も、見直すべきであり、教育委員会でも議論を深めるべきです。

 また、昨年おこなったいじめの実態調査をもとに練馬区いじめ等対応支援チームが立ち上がりました。重大な案件が発生した場合に第三者機関を設置するとしていますが、重大な案件が発生してからでは遅すぎます。いじめだけでなく、虐待、貧困などから子どもの人権を守るために、スクールソーシャルワーカーやオンブズパーソンの配置、さらには子どもの権利条例制定を引き続き求めます。

今年の夏には東京都議会議員の改選があります。
『政治は生活の道具』であり、区民(=都民)一人ひとりの生活が大切にされ、民意がきちんと反映されるように都政を変えるために、皆さんと一緒にしっかり取り組んでいきます。