すべての山に登れ

2011年の幕開けです。

昨年は「日本は一体どうなってしまうのだろう?」という不安の声をたくさん聞きました。
また、練馬ネットが行った介護の実態を知るためのアンケート調査や議員特権廃止のアンケート調査を通して介護している家族の70%以上が「辛かった」と回答していること、議員特権に関しては90%以上の方が「廃止すべき」と回答していることがわかりました。

今、私たちを取り巻く様々な問題が次々と山積みになり、どの年代の人たちも非常に生きにくい時代になっています。
私は、いつでも一人ひとりの命が守られ、人権が尊重されるような地域社会作りを最優先にしていきたいと考えています。

    

この時期私はとても楽しみなことがあります。
それは西武池袋線の高架から富士山を眺めることです。
上り電車で石神井公園駅の手前で高架に上がるとすぐ右手の窓の向こうに真っ青な空に真っ白な富士山が堂々と姿を現します。冷え込んだ天気の良い朝は特に美しく見えます。
手前に丹沢、後ろの窓からは秩父連山、と一通り眺めれば大満足!! 
1日がとても良い日になるような気がします。
更に運が良い日は帰りにも夕焼けの富士山のシルエットを見ることができます。

そもそも私が山好きになったのは中学生の時に観たミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」がきっかけです(もう○十年も前のことになってしまいましたが・・・)。
第二次世界大戦前、ドイツの統治下にあったオーストリアの海軍大佐とその子どもたちの家庭教師に派遣された修道女(後にこの子どもたちの母親となります)が祖国と家族への愛を貫くためにアルプスを越えてスイスに亡命する、という物語です。

いきなり雄大なアルプスの山々が現れた時の感動は言葉では表せないものでした。
そしてこの映画の中の歌で、今でも自分への励ましの歌となっている「すべての山に登れ」。
その歌詞の和訳は

すべての山を登りなさい
高いところ低いところをたずねあるき
すべての間道をたどり
知っているどんな小道もあるくのです

すべての山を登りなさい
すべての流れをわたり
すべての虹を追って
あなたの夢を見出しなさい

夢はあなたが与えるすべての愛情に必要です
あなたが生きているかぎり、あなたの人生の毎日は
すべての山を登ることです
すべての流れをわたり
すべての虹を追って
あなたの夢を見出しなさい

練馬・生活者ネットワークはおおぜいの皆さんの声を集め、今年4月の統一地方選挙に向けての政策を作りました。
その実現を目指し、今年は難関の高い山々を越えていかなければなりませんが、へこたれず、勇気をもって登っていきます。